【建設業(現場仕事)の独立前、独立したばかりの方必見】 独立したばかりで融資を受けるためには

建設業(現場仕事)で独立を考えている、もしくは、いざ建設業(現場仕事)で独立をしたけど、

「お金を借りたいけど、何をどうすれば良いか分からない」
「お金を借りたいけど、自分がどれくらいお金を借りれるのか分からない」

といった悩みをお持ちの方は多いかと思います。今回はそんな方に融資を受ける際に押さえておきたいポイントをお伝えします。なお、今回は、松崎会計事務所(大阪市中央区)の松崎孝泰先生にお話をお伺いしました。

どこからお金を借りる?

 事業を始めたばかりの方が民間の銀行に行っても、信用や実績が無いためなかなかお金を借りるにはハードルが高いです。そこで、独立したばかりでもお金を借りることができるのが、通称:国金(こっきん)と呼ばれる政府系金融機関になります。余談ですが、「国金(こっきん)=国民生活金融公庫」の略で広く一般に知られていますが、現在は「国民生活金融公庫→日本政策金融公庫(https://www.jfc.go.jp/)」に名称を変更しました。未だに多くの方が慣れ親しんだ「こっきん」と呼んでますが、現在では「日本公庫」や「公庫」とも呼ばれています(以下、公庫)。

公庫の創業融資制度

 公庫には新たに事業を始める方や事業を始めて2年以内の方向けに「創業融資制度」というものがあり、建設業を始めるにあたって主に利用するのはこの制度になります。この制度のメリットは、
・無担保&無保障(担保がある場合は利率が下がります)
・民間の銀行より借りやすい
・利率が比較的低い
等が挙げられます。ただし、もちろん簡単にお金が借りられるわけではなく、融資を受けられる確率は50%~60%程度とも言われるくらい厳しい審査があります。

自分はどれくらいお金を借りられるか?

 融資を受ける際に一番気になるのが「自分はいったいどれくらいお金を借りることができるのか?」だと思います。ずばり、事業を始めるために貯めたお金の2~3倍が目安とされています。この「事業をはじめるために貯めた」という「期間」が重要になります。これは融資を申請する直前に口座へ入金しても意味がありません。家族や知人から“見せ金”だけ用意してもらって借入しようと目論む方もいますが、口座のお金の流れまで詳細に審査されますので、すぐ見破られてしまいます。なので、一定期間の長い月日をかけて口座に入金され、現在の準備資金に至ったという証明(通帳のお金の推移)が必要になります。つまり、早い段階からコツコツと独立の為のお金を貯金していきましょう。

融資を受けるための手続き

 では「いざ実行に移すにはどうしたらいいか?」ですが、まずは最寄りの公庫(https://www.jfc.go.jp/n/branch/index.html)の窓口に行き、手続きの説明を受けて申込書や創業計画書等をもらって下さい。必要事項の記入と添付書類を揃えて、郵送も可能ですが、なるべく公庫の窓口に提出して下さい。提出書類に問題がなければ後日に担当者との面接の案内があります。審査にかかる期間は平均して土日祝日を含めて2~3週間程度かかりますので、余裕をもって早めに行動を開始しましょう。

審査と面談について

 公庫の融資を受けるためには厳しい「審査」と「面談」があります。ここでは、大きなウエイトを占める下記2つをご紹介します。この2つ以外にも、融資で事務所や倉庫を借りる場合は賃貸借契約書が予め必要になったり、所得税や住民税などの税金、年金、健康保険などが未納の場合、納めるまでは融資されませんので注意して下さい。

借入申込書と創業計画書の作成:
融資を受けて仕事が上手くいくことをアピールするもので、事業の進め方等の計画、収支の計画、今までの経験やプロフィールについて詳細に描く必要があります。公庫の担当者は毎日多くの計画書を見ているので目が肥えており、この事業計画は慣れていないと作成が難しいので、自分で作るのが難しい場合は専門家や詳しい人に相談しましょう。

公庫の担当者と面談:
面談には「1人」で行くのが原則です(第三者の面談同席は原則断られますが、税理士は同席が認められるケースが多いので、必要になる場合は税理士に依頼しましょう)。次に服装ですが、予定している仕事にふさわしい恰好で良いのでスーツで行く必要はなく、普段の仕事に行くときの服で問題ありません。面談の基本的な流れは、事業計画書の内容をもとに融資担当者が質問し、それに皆さんが回答するという形式です。担当者も人間です、事業計画書の内容に関する適切な回答も大切ですが、皆さんが事業にかける思いや覚悟を伝えることが最も重要となります。

最後に

もちろん自分でチャレンジすることも可能です。しかし、専門家に相談した場合と比べて手間はもちろんのことですが、借入金額や借入までのスピードが違います。
なお、専門家に依頼した場合は、一般的には成功報酬で融資額の2~5%程度が相場とされています。

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